調剤カゴの対策
調剤時に、薬剤を間違えて取り出して患者様にお渡しすることを
「調剤過誤」といいます。
当薬局の中でも、最も多くの処方箋を受けている「坂下店」
では、10名以上のスタッフが、調剤業務に関わっております。
大きく分けて4つのブロック(ポジション)にわけて、
業務を行ないミスのないように、対応しておりますが、
毎日毎日、数箇所の医療機関から数百もの処方箋を
「 正確 」に「 スピーディ 」になおかつ「 丁寧 」にお渡しするのは
ただならぬ、集中力を要します。
ふとした隙にチェックをし忘れ間違ってしまった薬剤を
お渡ししてしまった場合の患者様への謝罪の対応は別の機会にしまして、
今日は当薬局内の対策について少し御紹介したいと思います。
ミスの種類によりますが、今回は
「包装・規格が似ている薬剤」 について書きたいと思います。
こんな薬剤を取り間違えた場合は、下記のような対策を講じました。
棚の位置を離し、近くに置かない。
棚に間違えやすい薬剤であるという「マーク」を貼る。
包装単位を変更する。 ( 片方を100錠 ⇒ 140錠 )
過誤の経緯を毎日の朝礼で報告し、スタッフ全員で認識する。
報告書をしっかり書き、同じ間違いを最小限にする。
それでも、最終的には、薬剤師の確認意識が最重要です。
これで、すべて完璧なわけではありませんが、日々努力しております。
何か、別の対策があれば、ご一報いただきたいと思います。
2007.10.11