【大徳店】簡易懸濁法の社内研修会その①
今回の社内研修会は「簡易懸濁法研究会」が主催したセミナーを
受講した薬剤師による伝達研修会です。
薬剤の崩壊性やチューブ通過性の可否を判断しました。
実際に溶けるとは、チューブが詰まるとどうなるかを体験しました。
「簡易懸濁法」とは
錠剤を粉砕したり脱カプセルせず、投与時に水(カプセル剤は55℃の温湯)に
入れてそのまま崩壊・懸濁させる方法。
医薬品の崩壊性とチューブ通過性を確認した安全かつ確実な「経管投与法」
粉砕したものに比べ、投与直前までGMP(製造品質管理基準)で保障された剤形を保持できる。
簡易懸濁法のメリット
・粉砕した薬剤は混合したあと処方日数期間で配合変化の危険があるが、
簡易懸濁法では投与直前に水に入れる10分間なので危険性が減少できる。
・粉砕調剤で投与できない細胞毒性のある薬剤が投与可能となった。
・投与時に薬剤PTPシートの再確認ができる。
・錠剤は安い、中止・変更の対応が容易にできる⇒経済的効果
・細いチューブを安心して使用できる⇒患者QOLの向上
つづく・・・
2016.1.8