第61回 第一エリア研修/リスクマネージメント研修会

今回の研修会は参加人数4人+演者1人のさびしい研修会でしたが、

ディスカッションではざっくばらんに発言でき

皆さん積極的に参加されていました。

発表は夏目薬局長でした。パワーポイントの使い方も効果的で、

最後まで睡魔に襲われることなく楽しく参加できました。

見習いたいところです。

 

内容は社内のインシデント調査の概要と、

実例を挙げて対策案の考え方を学びました。

インシデント報告の概要では、年々報告数が増えてきている点において、

間違いやミスが増えたというよりは、インシデントやヒヤリハット事例の

報告を細かく上げられるようになってきていることが分かりました。

また、対策案の考え方では、なぜ?を繰り返すことで、

原因を深く探るなぜなぜ分析という方法が紹介されました。

 

なぜなぜ分析はかの有名な、トヨタ自動車の「カイゼン」でも使われ

簡単かつ、有用な方法であると言われています。

この方法にはいくつかポイントがあり、

その中でも特に重要だと感じたのは、出来るだけ早く

間をおかないで実施することや、当事者を交えて話し合うことです。

実際に話しあう際、なぜ?を繰り返し原因と思われる候補を

いくつか出す事はできても、当事者がいなかったため

「~だったのかもしれない」と例え話になってしまい

事実に基づく真の原因を絞り込むことが出来なかった。

 

このように、せっかくの分析方法も、間違ったやり方をすると

無駄な分析が増えて、原因が特定できないこともあり、

的外れな対策案になってしまう可能性もあるため、

出来るだけ早く、当事者も交えて話し合える場が

作れるといいと思いました。

大桑店 早川 伸子

2013.3.7