第45回 東海薬剤師学術大会の参加報告

12月2日

東海薬剤師学術大会に参加してきました。

 

今年の大会は、はなの木薬局もポスター発表を行いました。社内で行った在宅の研修会の効果についてです。先日、北信越の大会でも発表させて頂いております。

東海の大会でも多くの人に見に来ていただきました。ありがとうございました。

どれも素晴らしい講義ばかりで、どのお話も目からウロコでしたが、その中でも特に強く心に残したいお話がありました。

ひとつは、今大会の特別記念講演、ほんまでっかTVに出演されていらっしゃる、武田邦彦教授のお話です。始まる前からわくわくしました。

その話は本当に素晴らしかったです。

演題は原子力に関する話題でしたが、様々な分野の話題を交えてお話して頂きました。この先生の講演は1時間半でしたが、本当に短かった。

一番心に響いた言葉は、「薬剤師が患者に伝える内容は学問に基づいた内容でなくてはならない。」と、言うことです。専門家が学会などで研究成果を発表しあい、その裏づけがされていき学問が構築されていきますが、薬剤師が勝手に考えていることを患者さまに伝えては患者さんのメリットにはなりません。むしろ、大変なことになってしまう可能性があるということだそうです。

講義の後、今までの薬剤師業務は常に学問に基づいて行えていたかと考え直しました。

常に学問に基づいて服薬指導を行うためには、まだまだ知識が足りないと思います。これからも日々自己研鑚していく必要があると感じました。

 

もうひとつは、川添先生の熱血在宅塾!

ほんとにほんとに熱かった。

川添先生のお話を聞くのは今回で2回目です。前回聞いた際は在宅を始めようとした時でしたので、未知の世界の話と感じていました。今回はすでに在宅に取り組んでいますので、在宅業務に関しては一通り分かっていましたが、やはり川添先生はかなり先を歩いています。

在宅の準備から始まって、用意したほうが望ましいもの、在宅に臨む上での薬剤師の意識や気をつけたほうがいいことなど、見えていた在宅の世界が変わります。

そのなかでも、「ケアマネさんは薬剤師からの連絡をまっています。」と、言われたことが心に残っています。

ケアマネさんに会いに行くといつも忙しそうですよね。連絡も取りにくいと感じていましたが、ケアマネさんは連絡を待ってくれていると思うと、気持ちが楽になり、研修会のあとすぐに連絡を取りました。

大変貴重な一日でした。講師の皆様、主催者の皆様ありがとうございます。

薬剤師として、本当に患者さんのためになる業務が出来るように、これからさらに知識の幅を広げていきたいと思います。

 

 

坂下店 大后靖也

2012.12.6