第14回 富山県薬学会年会に参加して
平成24年10月20日(土)に、名鉄トヤマホテルにて行われた富山県薬学会年会に参加してきましたので、その報告をさせて頂きます。
ある意味で、翌月の北陸信越薬剤師学術大会の前哨戦という感じですので、皆さん気合が入っていました。
私たち調剤薬局の薬剤師だけでなく、病院薬剤師、製薬会社の研究員など、富山県で薬業に携わる多くの参加があったわけですが、久しぶりの顔見知りにも会い、束の間の同窓会的な感覚も楽しめました。
内容としては、各社のヒアルロン酸Na点眼液を比較し、防腐剤の違いによって角膜細胞への障害の度合いが大きく異なるという結果や、全国的にも大きな話題となった某焼肉チェーン店が起こした集団食中毒における細菌学的調査結果など、興味をひく報告がありました。
調剤薬局からも、PG系点眼薬の副作用予防の観点からの説明方法の検討や、本年4月からの一般名処方増加に起因するヒヤリハット事例などの報告があり、あまり大上段に構えなくても、私たちの日々の業務の中からも発表できる題材があるのだなと感じました。
そして、はなの木薬局からも、奥田常務より「実務実習における在宅療養支援参加型集中講義の取り組み」と題した発表があり、注目を集めていました。
内容については割愛しますが、資料の見易さ、説明の流れ、話す言葉のトーンや大きさも含めて、やはり流石!でしたね。
内容もさることながら、こういった発表の場ではプレゼンスキルも重要だなと感じた次第です。
奥田常務、お疲れ様でした。
上飯野はなの木薬局
加藤 彰
2012.11.2