7月 石川・富山エリア社内研修会のご報告
今回のエリア研修会は「症例報告会」と題して開催されました。
各店舗で定期的に行っている症例検討の中から選抜された症例を持ち寄り、
各店の代表者が発表するという大一番です。
大勢の前で発表するため、資料は各店パワーポイントを駆使し、準備万端!
先陣を切ったのは、「もりの里・田上エリア」代表の北島薬剤師
「アンチドーピング」について。
実際にオリンピック選考会に臨む患者様からドーピングの相談を
受けた例を挙げておられました。
これからの薬剤師の職能を生かせる場がまだまだ広がるのではないか、
と期待が膨らむ内容でした。
続いて「富山エリア」代表の松本薬局長
「フィジカルアセスメントの実施」ということで、
在宅で患者様と身近に接することで、
患者様の服薬による状態の変化に気づき、
お薬の副作用という観点でドクターにフィードバックを行い、
結果患者様の苦痛、ご家族の苦労を軽減できたという素晴らしい症例でした。
最後は「大徳店」代表の米島薬剤師
「患者様のDr.に対する不信感 アンガーマネジメントの観点から 」
というテーマでの症例でした。
薬局で様々なストレスや怒りをぶつけていかれる患者様を応対することは、
薬局薬剤師なら誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
「アンガーマネジメント」という手法を知っておくことで、
我々もこのような場に相対した時に冷静な判断と応対ができるのではないか、
ということで、実際に
“不信感をもった患者様が処方箋を持って来局された場合”
を想定したディスカッションを行いました。
各グループからは、活発な意見が飛び交い、
若手からベテラン薬剤師までが各々の経験の中から失敗例や成功例を挙げながら
「アンガーマネジメント」について学びました。
アンガーとなった相手をマネジメントするには、
先ずは自己をマネジメントできることが大切であり、
日常でも自らの怒りや心の動きを振り返るという習慣を持つ、
ということが効果的なのだとか。
この「アンガーマネジメント」の手法は、
また明日からの業務に活かしていきたいと思います。
大徳はなの木薬局
太田 聖絵