5月 石川・富山エリア社内研修会のご報告
5月の第2エリア定例社内研修会は【メディカルハーブ入門】と【薬学管理における服薬指導検討会(ハイリスク )】について行われました。
まずはじめに、当薬局で積極的に取り組んでいるメディカルハーブについての研修でした。
現在一部店舗での取り扱いとなっている為、該当店舗以外のスタッフはなかなか触れる機会が少なく、スタッフの知識共有の為に社内研修会で定期的に学習できることになりました。
今回は第1回として、上山薬剤師より今後の研修スケジュールやメディカルハーブとはいったいどんなものなのかなど、試飲を交えて発表がありました。
ハーブとは、「香りがある植物で、生活に役立つもの」の総称だそうで、その意味を初めて知りました。
日本でも古くから用いられているものもあり、なかでも、キャベツやネギがハーブだというのは驚きでした!
今後のハーブティーやエッセンシャルオイルなどの研修が待ち遠しいです!
次に服薬指導検討会ですが、グループディスカッションでについての検討と発表を行いました。1時間という短い時間での検討ですが、3つのグループに分かれ次のことを検討しました。
店舗や個人で行っているハイリスク薬での業務や工夫
ハイリスク薬の薬学管理業務での問題点・不安点
問題点・不安点の解決方法を考案
『やはりハイリスク薬だからしっかりと説明して副作用を確認しています。 』という情報提供の充実や副作用の未然防止などを実施しているという意見が多く上がりました。
次に問題点や不安点を話し合うと、さきほど工夫として挙げられていたことを『毎回同じ処方の患者様にはできない』や『返ってきた答えに対してうまく評価・対処できない』などバリエーションの貧弱さが露呈しました。
そこで、みんなが同じような問題点や不安点を抱えていることを共有し、解決策を練りました。
当然、個人の知識向上のため自己研鑚を続けることは言うまでもありませんが、個人の経験や知識による差を少なく、患者様すべてに偏りなく投薬・管理ができるよう、各店の主な薬剤についてチェックリストを作ろう、という結論を出したグループが多かったです。
また、患者様から聞き取りした検査値や体調変化について、薬の効果や副作用などをアセスメントする能力を今後薬剤師として高めていく必要性も認識しました。
ハイリスク薬を服用している患者様だけではなく、すべての患者様が、積極的に治療に取り組めるような服薬指導を勉強していきたいと思います。
本郷はなの木薬局 松本