石川・富山エリア研修会 『 海外(アメリカ)研修報告 』
石川・富山エリア合同にて行っている社員研修会で、曽我専務に海外研修に
参加されたご報告をしていただきました。
今回の海外研修は、『日本保険薬局協会』が毎年企画している研修で、
アメリカのシアトルにて、病院、薬局、大学等を見学された時の内容に
ついてお話されました。
項目を大きく分けると・・・
アメリカの薬剤師がおこなっている主な仕事について
アメリカの健康保険制度について
アメリカの薬局での薬剤師の仕事について
メールオーダーでの調剤について
でした。
そのうち、今回は と についてお話したいと思います。
アメリカで医薬品を扱う職種としては「pharmacist」 と「technician」がありますが、
各々がどのように作業をしているのかを、ビデオ映像と一緒に説明していただきました。
見ていると、薬剤師はそれらしい格好をしてひたすら電話や書類を見ていて忙しそうに・・・。
その傍ら、大勢のテクニシャンは私服を着てラフな感じでピッキングどころか投薬まで
しています (ーー;)!!
お話によると、ここの薬局では薬剤師はひたすら処方チェックや確認作業を
していたとの事です。アメリカの薬局全かは不明ですが、薬剤師が実際に
患者さんとお話していなかったことについてはたいへん驚きでした。
次はメールオーダー調剤についてですが・・・
メールオーダー調剤は読んで字の如く、何かしらの電子媒体で処方データ
(処方せん)が送られ、それを調剤するというもの。
ただ、規模がスゴイ!!日本の一般的なショッピングセンターほどの広さで
1日数十万枚の処方せんを扱い、一両日中に調剤された薬が届けられると
いう業態。 薬局というより工場といった感じですね 。
さすがアメリカだ 壮大だな と思うのですが、そこには薬剤師や薬局が
どのように患者の服薬における安全を担保しているのかが疑問でした。
そこにはいろいろな企業として、成り立つようなシステム的な背景が
あるようで、とても複雑との事です・・・。
日本とアメリカは、同じ人間の社会でも歴史・政治・民族性などいろんな要素で
医療の考え方や実施に違いがあります。アメリカのシステムが優れているとか
悪いとかでなく、今後日本では薬局がどうあるのか。私たちがどうあるべきかを
深く考えさせられた内容となりました。
ちなみに、海外研修の詳細としては同じサイトにご本人が報告されていますので、
みなさま興味があればぜひそちらも読んでいただきたいです。
曽我専務、貴重な講演ありがとうございました m(__)m
大徳店 夘尾