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【坂下店】ゾフルーザとオキシコンチンTRの勉強会

シオノギ製薬さんのゾフルーザとオキシコンチンTRについて勉強しました。

 

ゾフルーザは適応症は「A型・B型インフルエンザウィルス感染症」です。

これまで使われてきた従来の薬と作用機序が異なる新しいインフルエンザ治療剤で

細胞内でウィルスそのものが増えないようにする働きがあるそうです。

ゾフルーザの特長は1回服用で完結し、体重10kg以上で錠剤の飲める子供であれば服用可能ということです。

従来型の治療剤と同様ですが、食後食前には縛られずになるべく早い服用がベストなので

薬局で服用して頂くと良いと言うお話でした。

腎機能による用量調節なく服用可能とのことなので、腎機能が不明な患者さんでも安心して

投薬することが出来ると思いました。

そして、私が1番に感心したのはゾフルーザはウィルス排出停止するまでの期間が

24時間と従来の薬の72時間よりかなり短いというということで、それにより家族など周りの方に

うつす可能性のある期間が短くなりインフルエンザの蔓延を防ぐことが出来るのではないかと思いました。

 

オキシコンチンTRは薬物乱用防止を目的として開発された製剤です。

特長としては強度が非常に強くハンマーで叩いても粉砕できない。

水に溶解しようとしてもゲル化して水に溶かせないことです。

高脂肪食(食事)の影響により、空腹時服用よりCmax、AUCが上昇することから

食後に服用する場合は副作用に十分注意する必要があるとのことでした。

患者さんに投薬するときには、きちんとDrに指示された食後、または空腹時の一定の条件を守るように

指導することが大切だとわかりました。

坂下店 小川

2018.6.29