富士山登頂 その1
暑く日差しの強い季節ですが、
今年目標にしている 「 貫 」 を
達成するため、2つ目の挑戦をしてきました。
それは「山を登る」事です。
私たちの活動は、「山を登ること」だと再三申し上げております。
しかし、実際に登ってみないと肌で感じとれないと思った訳です。
そこで、全く山登りをした事のない素人が登るのは、
単純に『富士山』だろうと年初から決めておりました。
一口に富士登山といっても、どこから登り、何時間かかり、
何を用意していけばいいのかさっぱりわかりません。
子供でもお年寄りでも登れる比較的初心者向けの山が「富士山」だと
日本一の霊峰に大変失礼な考えをもっておりましたが、
登ってみたら、なんのなんの・・・。
若い女性やカップルもたっくさん。目に見える風景はイメージどおり
でしたが、内容は予定と全く異なり、急で混雑、長い長い登山でした。
簡単レポ ト
PM5:00
5合目に到着し、早めの夕食をとる。
この時に、登山者が「非常に若く、女性が多い」という感覚を
得る。 海でバーベキューをする勢いではしゃいでいる。
「この時間は、若者が多いときのかな」と自分勝手解釈。
すでにここではトイレ使用料として100円がかかりました。
PM7:00
5.5合目の山小屋 星観荘に到着。
マットと寝袋を使用し、個室ではないので、常にザワザワしてます。
となりの太った人が後から到着したにも関わらず
雷のような「いびき」を発し、周りの登山者を不安に落とし入れていた。
私は、一睡もできない状態。
ここでは、20名ほどの小学生がキャンプに来ていた。
PM11:00
朝日(ご来光)を頂上でみるため、起床。
5時間ほどで登頂できるという情報を元に逆算。
PM11:15
準備体操や道具のセットをし、暗闇の中へいざ、出発!
楽しみと不安と不眠が混ざり合う。
ヘッドライトもストックも初めてで夜中の登山に
ペース配分がわからず、ハイペースで7合目まで行く。
AM2:00
自分たちのペースが速いのか遅いのか全くわからず
休み休み進んだ。
すでに8合目付近まできていたので、このままで行けば
4時前には頂上いけると根拠のない計算をし、水分補給をし、
ゆっくり登りはじめる。
すでにまわりには、人・人・人で混雑・・・。
女性がすごく多いのですが、トイレのないところで
渋滞し、行きたくなったらどうするのでしょうか?
下山?ルートをはずれる?
私もトイレに全く行ってないので心配に・・・。
AM4:30
岩を登り、砂利道を進み、疲れ、そしてあまりにも混雑して
いたので、「20分歩いては休憩」を繰り返していたら、
8.5合目あたりで、明るくなるのに気付く・・・。
ここで、ご来光を拝むことにした。
AM4:40
この時、登山者全て、足を止めて、その”瞬間”を待ち固唾をのんでいた。
そして、拍手する人、歓声をあげる人、空に向かって叫ぶ人・・・
いろんな人がいました。
私は感動のあまり、”何かが半分出ていました!”
AM6:30
朝日が昇り、乾ききった土・岩が現れ
上を見ると、頂上の日の丸が見えるのに全く進まない!
登山者による大渋滞である。
「これがいやだ」とある人から聞いていたが、
予想以上で、睡魔が襲う。
登山者全てが疲れと眠気でフラフラ 。
AM8:30
ようやく、頂上への到着!!
なんと出発から9時間以上経過していました。
東京マラソン以上の体力消耗ですね。
日本最高峰の3776mから眺める景色は、言葉にならないほど。
登りながら感じたことを、次回お話します。